
ビジネスを始めるなら、まず商品やサービスを作らなければならない、そう思っている方も少なくないと思います。このコラムでは作るよりも探した方が良いという理由を解説いたします。
■ はじめに
新しくビジネスを始めるには、Googleやfacebook、あるいはAppleのように、世の中にない新しい商品やサービスを生み出す必要がある!
そう思っている方も少なくないと思います。
もちろん「ものづくり日本」に生まれ、育ったからには、そうした夢を追うことも必要。
でも、本当に作りたい商品やサービスを生み出す前に、まずはこの世界で収益を得る方法を学ぶことも必要ではないでしょうか?
もう少し俗な言い方をすれば「まずは売り方を学んで、それから作りたいものを作る」という考え方もあって良いと思います。
これはネガティブな意見ではなく、現実的であり、実は成功への近道だと考えています。
この記事では、
なぜ、自分に合うビジネスは「作る」より「探す」ほうが良いのかを
分かりやすく解説します。
<目次>
1. 作ることより売る方が難しい?
2. ビジネスでも“守破離”を取り入れよう
3. 自分に合うビジネスの探し方
1. 作ることより売る方が難しい?
世の中では、毎日のように新しい商品・新しいサービスが誕生しています。
ところが、その多くは日の目を見ずに消えていってしまっていることは誰もが知っている現実です。
なぜ、誰もが知るような商品やサービスになる前に消えてしまうのか?
その原因はいくつかあります。
<商品・サービスが消えてしまう原因>
・商品やサービスの良さが伝わらない
・売る人がいない、または少なすぎる
・競合他社が強すぎて勝てない
・売り方が見つけられていない(広告なのかSNSなのか、、、)
・値段がマッチしていない(高すぎるあるいは利益が少なすぎるか)
・そもそもお客様のニーズに合っていない
など、内的・外的な原因は数えきれないほど挙げられます。
この事実を、多くの企業は、作った後に気づきます。
いわゆる「プロダクトアウト」というもので、作りたいから作りましたという流れです。
(これの反対はマーケットインで、ニーズがあるものを作るというもの)
作った後に「あれ?売り方はどうしたらいいの?」「自分達では売れないから、代理店に任せてみよう」という思考のプロセスがあり、
代理店ドットコムに多くの企業がご相談に来ます。
作ることが簡単、とは言いませんが、
「作ることより売る方が難しい」と一度考えてみると、どういう行動を起こせば良いか自ずと分かってきます。
2. ビジネスでも“守破離”を取り入れよう
守破離とは、仏教用語で、もともとは武道や茶道などの世界で使われてきた考え方です。
物事を身につけ、成長していくための基本的なプロセスを理解するために使われています。
「守」
まず、教えられた型をそのまま守り、忠実に実行する段階です。
「破」
守で身につけた型を十分に理解した上で、自分なりに型を破る段階です。
「離」
破からさらに離れ、独自のスタイルを確立する段階です。
インターネットやAIが進歩発達する中で、情報量はこれ以上ないほどあります。
しかし、その本質は実際自分で体験してみないと分からないことが大半です。
ビジネスでも、まず売り方を学ぶことから始めるべきではないでしょうか?
守破離でいう、守で、その業界のことや、売り方を学ぶ、そこから、少しずつ型を破り、最後に離れていく。
その離れた先に、本当に自分に合うビジネスがあると考えてみてはいかがでしょうか?
3. 自分に合うビジネスの探し方
守破離の考え方をベースに、どのように自分に合うビジネスを探したら良いかを考えてみましょう。
まず私たちには「原体験」というものがあります。
原体験とは、これまでの人生の中で、強く印象に残っている経験や出来事のことです。
<経営者の強い動機づけとなる原体験の例>
・母親の介護で受けたサービスに強い不満を持った
・自分自身が業界の過酷な労働環境で疲弊した
・お客様を手伝った時の感謝の言葉が忘れられない
・海外旅行の際に体験したサービスが日本にないことにチャンスを感じた
などなど。
こうした原体験から商品・サービスを立ち上げる方も少なくありません。
ただ、前述したように、売り方を知らないでその業界に挑戦しても失敗する可能性が高いのが現実です。
そこで、まずはその熱い想いを胸に、まずはその業界で代理店募集しているビジネスはないか探してみることを推奨します。
代理店ではなくフランチャイズの募集が多い業界もあります。
その場合には初期投資が大きくなることも少なくありませんので、創業融資を得るという選択肢もあります。
ここでお伝えしたいのは「やりたい!」「変えたい!」「何とかしたい!」という強い意志が必要ということ。
こうやったら儲かる、という「正しいこと」ではなく、やりたい!という一種の「楽しいこと」であることが大事です。
どんなことにも大なり小なり乗り越えなければならない壁が立ちはだかる時があり、その時に「自分に合っている」と強く思えるかどうかは、原体験に起因しているかにかかっています。
是非、自分はどんな体験をしてきて、どんな想いでビジネスをしているのかを考え、そこから自分に合ったビジネスを見つけてみてください。
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