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業界研究

新電力の代理店とは?仕事内容・報酬の仕組み・メリットデメリットとおすすめの人・商材の探し方を徹底解説

投稿日:2026年8月17日 更新日:2026年8月17日

 

「本業とは別に、景気に左右されにくい安定した売上の柱をつくりたい」「在庫を抱えずに始められて、しかも毎月継続して報酬が積み上がる商材はないだろうか」――販路拡大や新規事業を考えている経営者・営業責任者の方の中には、そんなふうに感じている方が多いのではないでしょうか。

電気は、すべての家庭と企業が必ず使う生活インフラです。景気や流行に左右されにくく、「電気代が安くなりますよ」という提案は、相手にとっても断る理由が少ない――そんな取り組みやすさから、いま代理店商材として「新電力」に注目が集まっています。

この特集では、新電力の代理店ビジネスとはどういうものか、仕事内容や報酬の仕組み、メリット・デメリット、どんな人に向いているのか、そして自分に合った商材の探し方まで、はじめての方にもわかりやすく解説していきます。

この記事を書いた人
佐藤 康人
一般社団法人日本代理店協会 会長 株式会社プライスレス 代表取締役 佐藤 康人

代理店構築支援を専門とする株式会社プライスレスの代表として、これまで3,000社以上の代理店展開をサポート。その他、一般社団法人日本代理店協会の会長として、代理店ビジネスの普及・発展にも力を注ぐ。 「代理店募集で日本を元気に!」をスローガンに、代理店本部側、代理店側の成功を支援している。

<目次>

  1. 新電力の代理店とは?商材・業界の全体像を理解する
  2. 新電力代理店の仕事内容とは?主な販売スタイル(訪問・催事・セット販売)
  3. 新電力の代理店はどれくらい儲かる?報酬の仕組みと収益イメージ
  4. 新電力代理店のメリット・デメリット
  5. 新電力の代理店はどんな人・企業におすすめ?
  6. 新電力代理店の成功事例
  7. 自分に合った新電力商材の探し方・絞り込み方
  8. まとめ:新電力で安定した売上の柱をつくろう

新電力の代理店とは?商材・業界の全体像を理解する

新電力とは、2016年の電力小売全面自由化以降に参入した、地域の大手電力会社以外の電気小売事業者(新電力会社)のことを指します。自由化によって、家庭も企業も自由に電気の契約先を選べるようになり、「今より電気代を安くできる」提案が成り立つようになりました。

新電力の代理店ビジネスとは、こうした新電力会社に代わって、電気の切り替えを法人や個人に提案・販売する仕事です。自社で発電所を持つ必要はなく、すでにある電力サービスを紹介するだけなので、在庫リスクや大きな初期投資を抱えずに始められるのが特徴です。

代理店ドットコムの新電力・ガスカテゴリーだけでも、法人向け・個人向け、低圧から高圧・特別高圧、プロパンガスやウォーターサーバーとのセット提案まで、幅広い案件が掲載されています。それだけ、新電力は代理店商材として裾野が広く、多くの企業が取り組んでいる分野だと言えます。

新電力代理店の仕事内容とは?主な販売スタイル(訪問・催事・セット販売)

新電力代理店の基本的な仕事は、「今の電気料金より安くなる可能性がありますよ」とお客様に提案し、切り替えの手続きをサポートすることです。難しい工事は不要で、契約を切り替えるだけで供給元が変わるため、お客様にとってもハードルの低い提案になります。

販売のスタイルには、主に次のようなものがあります。

  • 訪問販売:法人や店舗、個人宅を訪問し、電気料金の削減提案を行うスタイル。既存の営業ルートを持つ企業と相性が良い方法です。
  • 催事販売:商業施設やイベント会場にブースを設け、来場者に電気やガスの見直しを案内するスタイル。短期間で多くの見込み客と接点を持てます。
  • セット販売(クロスセル):通信回線やウォーターサーバー、ガスなど、他の商材とあわせて電気を提案するスタイル。1回の商談で客単価を高められます。

いずれのスタイルでも共通しているのは、「電気は誰もが使うもの」という強みを活かせる点です。相手を選ばず提案できるからこそ、自社の営業スタイルに合わせて柔軟に取り組めるのが新電力代理店の魅力です。

新電力の代理店はどれくらい儲かる?報酬の仕組みと収益イメージ

いちばん気になるのは、「実際にどれくらい稼げるのか」という点ではないでしょうか。新電力代理店の報酬は、大きく「ショット収益」と「ストック収益」の2つに分けられます。

  • ショット収益:契約が成立したタイミングで受け取る一時的な報酬。1件ごとに成果が見えやすく、即効性があります。
  • ストック収益:お客様が契約を続けているあいだ、毎月継続して受け取れる報酬。契約を積み重ねるほど、翌月以降の売上の土台が高くなっていきます。

多くの新電力案件では、この両方を組み合わせられる報酬体系が用意されています。契約直後はショット収益でまとまった報酬を得つつ、ストック収益で毎月の安定した収入を積み上げていく――この仕組みが、新電力ビジネスの大きな魅力です。

実際の報酬額は、扱う商材が法人向けか個人向けか、低圧か高圧かによって変わります。とくに電力使用量の多い高圧・特別高圧の法人契約は1件あたりの規模が大きく、まとまった収益につながりやすい傾向があります。案件によっては、月々の継続報酬だけでも大きな収入を得ているパートナーもいます。

新電力代理店のメリット・デメリット

取り組む前に、良い面と注意すべき面の両方を知っておきましょう。まず、新電力代理店のメリットは次のとおりです。

  • 需要が景気に左右されにくい:電気は生活・事業に不可欠なインフラで、常に安定した需要があります。
  • 提案が受け入れられやすい:「電気代が安くなる」という提案は、相手にとってデメリットが少なく、話を聞いてもらいやすいです。
  • 在庫リスク・初期費用が小さい:多くの案件が初期費用無料で、在庫を持つ必要もありません。
  • ストック収益で安定する:契約が続くかぎり報酬が積み上がり、事業が安定していきます。

一方で、次のような注意点(デメリット)も押さえておく必要があります。

  • ストック収益が積み上がるまで時間がかかる:1件あたりの月額報酬は大きくないため、成果を実感するには継続的な積み重ねが必要です。
  • 料金メニューの理解が欠かせない:市場連動型や固定型など料金体系が複数あり、お客様に合ったプランを提案する知識が求められます。
  • 解約・切り替えへの目配りが必要:他社への乗り換えを防ぐためにも、契約後のフォローが大切になります。

新電力の代理店はどんな人・企業におすすめ?

新電力の代理店ビジネスは、次のような方にとくに向いています。

  • すでに営業活動をしている企業:既存の顧客リストや営業ルートに、電気の切り替え提案を追加するだけで新たな収益源をつくれます。
  • 新しい売上の柱を探している企業:本業と並行して、景気に左右されにくいストック収益を積み上げたい方に最適です。
  • 通信・不動産・保険など他商材を扱う企業:既存商材とセットで提案でき、クロスセルで客単価を高められます。
  • 低リスクで副業・複業を始めたい方:初期費用無料の案件も多く、小さくスタートできます。

「代理店という言葉にはなじみがなくても、販路を広げたい・取扱商材を増やしたい」と考えている方であれば、新電力は最初の一歩として取り組みやすい商材だと言えるでしょう。

新電力代理店の成功事例

ここでは、新電力の代理店として成果を上げている典型的なパターンをご紹介します。

既存顧客への提案で収益を積み上げたケース。たとえば、通信回線やOA機器を扱う会社が、すでに取引のある法人へ「あわせて電気代も見直しませんか」と提案。もともと信頼関係があるため成約につながりやすく、毎月のストック収益が着実に積み上がっていった、といった例があります。

高圧電力で大きな契約を獲得したケース。製造業や商業施設など電力使用量の多い法人にコスト削減を提案し、1件で大きな削減効果と報酬につなげた、というパターンもあります。使用量が多い企業ほど削減インパクトが大きく、提案価値を感じてもらいやすいのが特徴です。

副業から始めて着実に伸ばしたケース。初期費用無料の案件を選び、まずは知人の店舗や中小企業から声をかけていくことで、少しずつ契約を増やしていった、という始め方もあります。無理なく小さくスタートできるのは、新電力ならではの魅力です。

自分に合った新電力商材の探し方・絞り込み方

新電力とひとくちに言っても、案件によって対象や条件は大きく異なります。自社に合った商材を選ぶために、次のポイントで絞り込んでみましょう。

  • 提案先で選ぶ:法人向けか、個人事業主向けか、個人向けか。自社の営業ルートに合った対象の案件を選びます。
  • 電圧・規模で選ぶ:低圧(店舗・小規模)か、高圧・特別高圧(工場・大規模施設)か。扱いたい顧客層に合わせて選びます。
  • 報酬体系で選ぶ:ショット収益重視か、ストック収益重視か。安定を求めるなら継続報酬のある案件がおすすめです。
  • 初期費用・サポート体制で選ぶ:初期費用無料か、本部の営業サポートが充実しているか。はじめての方ほど重視したいポイントです。

代理店ドットコムの新電力・ガスカテゴリーでは、これらの条件で複数の案件を比較しながら探せます。気になる案件は資料請求リストにまとめて、まとめて資料を取り寄せて比較検討するのがおすすめです。

まとめ:新電力で安定した売上の柱をつくろう

新電力の代理店ビジネスは、景気に左右されにくいインフラ商材でありながら、在庫リスクや大きな初期投資を抱えずに始められる取り組みやすい分野です。ショット収益とストック収益を組み合わせられる報酬体系により、続けるほどに安定した売上の土台を築いていけます。

大切なのは、提案先・電圧・報酬体系・サポート体制といったポイントから、自社に合った商材を見極めることです。まずは気になる案件を比較して、資料を取り寄せてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。あなたの事業に、長く効いてくる安定した収益源をつくるきっかけになるはずです。

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