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営業代行とは?代理店との違い・費用相場・依頼できる業務内容とメリットデメリット・失敗しない会社の選び方を徹底解説

投稿日:2026年8月3日 更新日:2026年8月3日

「営業に手が回らず、せっかくの見込み客を取りこぼしてしまう」「新しい売上の柱をつくりたいのに、そもそも営業できる人材が足りない」――そんな悩みを抱えている経営者や事業責任者の方は多いのではないでしょうか。

人手不足が深刻化するなか、営業の担い手を自社だけでまかなうのは年々むずかしくなっています。採用や育成には時間もコストもかかり、すぐに成果が出るとも限りません。そこで、いま多くの企業が活用を検討しているのが「営業代行」という選択肢です。

とはいえ、「営業代行って具体的に何をしてくれるの?」「代理店とは何が違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」と、わからないことも多いのではないでしょうか。この記事では、営業代行の仕組みから代理店との違い、費用相場、メリット・デメリット、そして失敗しない会社の選び方までを、これから活用を考える方に向けてわかりやすく解説します。

この記事を書いた人
佐藤 康人
一般社団法人日本代理店協会 会長 株式会社プライスレス 代表取締役 佐藤 康人

代理店構築支援を専門とする株式会社プライスレスの代表として、これまで3,000社以上の代理店展開をサポート。その他、一般社団法人日本代理店協会の会長として、代理店ビジネスの普及・発展にも力を注ぐ。 「代理店募集で日本を元気に!」をスローガンに、代理店本部側、代理店側の成功を支援している。

<目次>

  1. 営業代行とは?基本的な仕組みを理解する
  2. 営業代行に依頼できる主な業務内容
  3. 営業代行と代理店の違い
  4. 営業代行の費用相場と料金体系
  5. 営業代行を活用する4つのメリット
  6. 営業代行のデメリットと注意点
  7. 失敗しない営業代行会社の選び方
  8. 営業代行と代理店、自社に合うのはどっち?

営業代行とは?基本的な仕組みを理解する

営業代行とは、自社の営業活動の一部または全部を、外部の専門会社に委託するサービスのことです。「セールスアウトソーシング」とも呼ばれ、テレアポや商談、見込み客の発掘といった営業プロセスを、経験豊富なプロの営業担当者に代わりに担ってもらえる仕組みです。

基本的には、依頼した業務の量や成果に応じて報酬を支払う「業務委託」の関係になります。自社で営業担当者を採用・育成する場合と違い、必要なときに必要な分だけ営業力を確保できるのが大きな特徴です。

「営業のノウハウはあるけれど人手が足りない」「新しい商材の販路を短期間で広げたい」といった企業にとって、即戦力となる営業リソースを外から調達できる手段として注目されています。

営業代行に依頼できる主な業務内容

営業代行と一口に言っても、依頼できる業務は幅広くあります。自社のどこに課題があるかによって、任せる範囲を選べるのがポイントです。代表的な業務には、次のようなものがあります。

  • リスト作成・ターゲット選定:アプローチすべき見込み客のリストアップや、狙うべき市場の絞り込み。
  • テレアポ・アポイント獲得:電話やメールで見込み客にアプローチし、商談の機会をつくる。
  • 商談・提案:実際にお客様と面談し、商品やサービスを提案してクロージングまで行う。
  • インサイドセールス:オンラインを中心に見込み客と関係を築き、確度の高い案件へと育てる。
  • 既存顧客のフォロー:契約後のアフターフォローや、アップセル・クロスセルの提案。

「アポ獲得だけをお願いしたい」「商談から任せたい」など、部分的に切り出して依頼できる会社も多くあります。まずは自社の営業プロセスのどこがボトルネックになっているかを見極めることが大切です。

営業代行と代理店の違い

営業を外部に任せるという点では、営業代行と「代理店」は似ているように見えます。しかし、両者は報酬の考え方と立場が大きく異なります。

営業代行は、あくまで自社の営業活動を「代行」してもらう外注です。指示や方針は自社が出し、営業の進め方もコントロールできます。報酬は固定報酬や成果報酬として、依頼主から代行会社へ支払います。

一方の代理店は、メーカーや本部の商品を代理店自身が主体的に販売・紹介する独立した事業者です。売れた分だけマージン(手数料)が入る成果報酬型が基本で、代理店側が自らの裁量で営業を進めます。

ざっくり言えば、営業代行は「自社の営業チームを一時的に増やすイメージ」、代理店は「自社の商品を売ってくれるパートナーを増やすイメージ」です。短期的に営業力を補いたいなら営業代行、継続的に販路そのものを広げたいなら代理店、という使い分けが基本になります。

営業代行の費用相場と料金体系

営業代行の料金体系は、大きく3つのタイプに分けられます。どのタイプを選ぶかによって、コストの見え方も変わってきます。

  • 固定報酬型:月額で費用が決まっているタイプ。相場は月50万〜70万円程度が目安で、成果に関わらず一定額を支払います。予算が読みやすい反面、成果が出なくてもコストは発生します。
  • 成果報酬型:アポ1件、成約1件など成果に応じて支払うタイプ。アポ獲得で1件1.5万〜2万円、成約報酬で売上の30〜50%程度が相場です。無駄が出にくい一方、成果が多いと費用も膨らみます。
  • 複合型:固定報酬と成果報酬を組み合わせたタイプ。基本料金を抑えつつ、成果に応じて上乗せする形で、両者のバランスを取れます。

金額はあくまで一般的な目安であり、商材の単価や難易度、依頼する業務範囲によって大きく変わります。見積もりを取る際は、「何をどこまでやってくれて、いくらかかるのか」を必ず明確にしておきましょう。

営業代行を活用する4つのメリット

営業代行をうまく活用できると、自社だけでは得られないさまざまな効果が期待できます。主なメリットは次の4つです。

  • 即戦力をすぐに確保できる:採用や育成にかかる時間を省き、経験豊富な営業担当者にすぐ動いてもらえます。
  • コストを変動費化できる:正社員を雇うと固定費になりますが、営業代行なら必要な期間だけ利用でき、コストを柔軟に調整できます。
  • 営業ノウハウを吸収できる:プロの営業手法やトークを間近で見ることで、自社の営業力アップにもつながります。
  • コア業務に集中できる:営業の一部を任せることで、商品開発や既存顧客対応など、本来注力すべき業務に時間を使えます。

営業代行のデメリットと注意点

一方で、営業代行にも注意すべき点があります。契約前に理解しておきたいデメリットを押さえておきましょう。

まず、自社に営業ノウハウが蓄積されにくい点です。営業をまるごと外部に任せきりにしてしまうと、契約が終わった途端に営業力がゼロに戻ってしまう恐れがあります。

また、顧客情報や商談の進捗が見えにくくなりやすいのも課題です。定期的な報告体制がないと、「実際にどんな営業をしているのか」がブラックボックス化してしまいます。

さらに、外部の担当者は自社商品への理解が浅いこともあり、ブランドイメージや顧客対応の質を損なうリスクもあります。こうしたデメリットを防ぐには、丸投げにせず、情報共有と方針のすり合わせをこまめに行うことが欠かせません。

失敗しない営業代行会社の選び方

営業代行の成否は、パートナー選びで大きく変わります。会社を選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。

  • 自社の商材・業界での実績があるか:似た商材や近い業界での経験がある会社ほど、立ち上がりが早くなります。
  • 料金体系が明確か:何にいくらかかるのかが曖昧な会社は避け、費用対効果を検証できるところを選びましょう。
  • 報告・共有の体制が整っているか:活動内容や成果を定期的に共有してくれるかどうかは、信頼関係の土台になります。
  • 依頼したい業務範囲に対応しているか:アポ獲得だけなのか、商談まで任せたいのか、自社のニーズと合致しているかを確認します。

複数社から話を聞き、実績・料金・体制を比較したうえで、自社の課題に一番フィットする会社を選ぶことが成功への近道です。

営業代行と代理店、自社に合うのはどっち?

ここまで見てきたように、営業代行と代理店はどちらも「外部の力で売上を伸ばす」手段ですが、向いている場面が異なります。

営業代行が向いているのは、「一時的に営業リソースを増やしたい」「特定のキャンペーンや新商材の立ち上げを短期集中で進めたい」といったケースです。自社が主導権を握りながら、必要な分だけ営業力を補えます。

一方、代理店が向いているのは、「継続的に販路を広げたい」「営業コストを固定費ではなく成果報酬で抑えたい」「全国や新しい市場に展開したい」といったケースです。売れた分だけコストが発生するため、リスクを抑えながら販路そのものを増やしていけます。

「新しい売上の柱を、無理なく・低リスクでつくりたい」と考えているなら、まずは代理店という選択肢を検討してみるのもおすすめです。すでに多くの企業が、自社商品を扱ってくれる代理店パートナーを見つけることで、着実に販路を広げています。

まとめ

営業代行は、自社の営業活動を外部の専門会社に委託し、即戦力となる営業リソースを柔軟に確保できる仕組みです。テレアポから商談、フォローまで幅広い業務を任せられ、コストを変動費化できる点が大きな魅力です。

一方で、ノウハウが蓄積されにくい、活動が見えにくいといった注意点もあります。丸投げにせず、情報共有と方針のすり合わせをしっかり行うことが成功のカギです。

そして、「短期的に営業力を補う」なら営業代行、「継続的に販路を広げ、新しい売上の柱をつくる」なら代理店と、目的に応じて使い分けることが大切です。自社の課題やゴールを整理したうえで、最適な手段を選んでいきましょう。

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